記念講演


 

今道友信先生のご経歴:
1922年東京生まれ、1948年東京大学文学部哲学科を卒業、同大学院を経て、パリ大学、ヴェルツブルク大学で非常勤講師をつとめ、1962年より東京大学文学部に移り教授、1982年に定年退職、現在英知大学大学院長、1981年哲学国際センターを創設以後現在まで所長。1996−99年パリ哲学国際研究所所長、国際形而上学会会長、国際美学会名誉会長、国際エコエティカ学会会長をつとめる。
主著『同一性の自己塑性』『美の位相と芸術』ほか著書訳20冊、編著『国際ブリタニカ大事典』24巻、『講座 美学』5巻、『Revue Internationale de le Philosophie Modern(現代哲学国際雑誌)』既刊19巻等。





記念講演「大学と学問」

ビデオ:1時間1分24秒
形式:WindowsMedia
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0.戦いの世に面して
20世紀と21世紀の2年余りの反省
二つの大きな矛盾
倫理不在のカオスの中から星を

 

1.大学
university, universite, Universitat ← universitas
unim(-) verto (方向を持つ)目的を持つ団体、組合
真理(veritas)の学問的探求の場、scholaとの差異

 

2.大学での心がまえ
「大学明明徳」常識や情報の知的反省
知識社会の成立と大学学部の降級
大学も各種の知的職業の基礎の習得の場
専門学校との差異としての教養
教養としてのhumanism humanであることの強調
言語(音声記号とは違う) その磨きの場としての古典
読書の世界 友の意味

 

3.学問
情報から知への向上
結果の享受ではなく知的理解へ
知的理解から知的説明へ
予在する知識から創造的知識への自己展開
普遍と個人
見えないものの力への信

 

4.人間
憧憬(あこがれ)をもつ存在。 欲望との差
憧憬の矢を放て
好奇心ではなく賛美の念(admiratio)こと学のmotivation
thaumazeinの意味
卓れたものとの出会い 芸術の意味

 

5.結び

 

6.参考文献
プラトン『ソクラテスの弁明』(岩波文庫など)
ニイチェ『ツアラトゥストラはかく語りき』(中公クラシクス)
今道友信『知の光を求めて』(中央公論新社)
今道友信『エコエティカ』(講談社学文庫)

 

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